ラノゲツクールMVが出るようなのでノベルゲームの失敗する作り方お教えします

かえる ゲーム関係

こんにちは、峪さとるです。

「ラノゲツクールMV」というノベルゲーム作成ソフトがこの冬に発売されるみたいですね。
もしくはアドベンチャーゲーム作成ツールというべきなのか。

私も昔に吉里吉里2とか使ってノベルゲームを作ろうとかしたりで、
こういうのに懐かしさを感じて反応してしまうわけです。

『ラノゲ』という単語自体は聞きなれないのですが、
ライトノベル文化がなじんできている今では、
ノベルゲーム=ライトノベルゲームみたいな意味合いに変じてきているのかもしれませんね。

ゲーム作成失敗の方法を教えます。

というわけで、今回はラノゲツクールでゲームを作るぞ!という方にむけて、
ノベルゲーム作成失敗の方法について教えたいと思います。

え?成功する方法じゃないのかって?

違います。失敗する方法です。

↑と、お約束な感じに書いてみましたが、
おそらくこの手のツールを手に入れてゲーム作成をする方の9割以上は満足できる結果を残せずにリタイアしたのではないかなと。

多分にもれず私もその口になります。

なので作成は大変だから諦めろという話ではなく、
俺の屍を越えていけという話になります。よろしければご参照ください。

方法1壮大なゲームを作ろう!

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おそらくノベルゲームを作ろうと思ったあなたは、
普段小説を書いたり、ノートの隅に設定とか書きためたりして、脳内には壮大な構想と設定が出来上がっているはずです。

となれば後はカンタンです!
それをすべて書き出せばよいのです。

イメージしたキャラクターが所せましと暴れまわるのを考えると、
控えめに計算しても1日8時間プレイした程度で終わる内容になるとは思えません。
長編の大作をしっかりと作り上げましょう。

あと、折角のゲーム化ですので途中ルート分岐させてマルチエンドにするのも良いですね。

何気ない会話にも選択肢を設けてキャラクターの好感度とか設定するのも面白い所です。

そうそう、2周目には1周目になかった展開で飽きさせないようにもしたいですね。

ミニゲームとかも入れて緩急つけるとさらに楽しくなりそうです。

もちろん全てのマルチエンドクリア後にプレイできる隠しストーリーも外せませんね。

クリア後のオマケに閲覧モードとか、舞台裏モードとかで隠し設定もいろいろと語りたいですね。

約束された神ゲーです。想像するだけで楽しくなってきますね!

方法2オリジナリティにこだわりぬこう!

方法1で壮大なゲームを作成することに決めたわけですが、
ツクールなどに最初から入っている素材はやはり皆が使うものですし、
やるからにはとことんオリジナリティにこだわりたいですよね。

確実に神ゲーが完成するわけですから、将来の商業化も視野に入れることを考えると、
シナリオ、イラスト、音楽は他所にはないものを使いたいところです。

キャラクター絵に加えて、イベント絵とかもしっかり用意したい所です。
部分的にはアニメーションとかも入れるのも面白いかもしれません。
ひとまず背景とかは適当で大丈夫でしょう。

方法3助っ人を頼もう!

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イラストは流石に自分一人で描けないという場合は、
ゲームのお話とかする友達の絵描きさんに、ちゃちゃっと描いてもらうのも良いかもしれません。頼めば気前よく書いてもらえるでしょう。

キャラクターイラストが揃えばゲーム作るのが楽しくなりますし、
最初に一気に揃えてしまいましょう。

音楽も自作は難しいですが、入れるのは後半になるかと思うので、
作品に感銘を受けた方がきっと提供してくれるに違いありませんので、
まずは心配しなくても良いでしょう。

上の方法をトライすると待っているのは・・・9割の道

ざっとですが、以上失敗方法レクチャーしてみました。
上の方法に書いたような考えが少しでもある状態でゲーム作成を始めると、
9割の失敗がおいでおいでしている道に進むことになります。

皆様はお気をつけてゲーム作成に努めてくださいませ。

・・・と、ここまで書いて終わろうかと思っていたのですが、
失敗方法に書いてある内容には真理としてはある意味正しい部分もありますので、
簡単にどういうことなのか失敗方法に反論していってみましょう。

反論1まずは簡単でも良いので完成させよう!

多分、大抵のみなさんは反論1のタイトルを見て「言うと思った」と考えているのではないでしょうか。

方法1に書いてあることを敢えて繰り返してみたいと思います。

おそらくノベルゲームを作ろうと思ったあなたは、
普段小説を書いたり、ノートの隅に設定とか書きためたりして、脳内には壮大な構想と設定が出来上がっているはずです。

↑この部分が当てはまっているとしまして、
ひとつお尋ねします。

小説を最後まで書き上げたことはありますか??

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おそらくですが長編、短編問わず最後まで書き上げたという人は半数に満たないのではないでしょうか?

ワンシーンだけ切り取ってキャラのやり取りとかを書いて満足していませんか?
頭の中では話が完成しているからいつか書くとそのままにしていませんか?

物事を始めて最後まで完成させるというのは、とても大きな労力になります。

ゲーム作成は簡単なゲームを作成でも数日仕事になります。
方法1で書いたものを実装しようとすると年単位の仕事になるでしょう。

長期のやる気、モチベーションを継続するのは非常に困難になります。
いきなり壮大なものを作ろうとした場合、
そのまま投げ出して戦線離脱してしまう可能性が非常に高くなります。

なのでまずは一度簡単なもので作ってみてみましょう。
そうすると自分の思っていた以上に大変さと楽しさがあるのがわかるかと思います。
そして経験を積み一度最後まで完成させるとそれは自信へと繋がります。

そのうえで、どの程度壮大なものが自分で作れそうかを把握して大作に挑んでみてください。

上の質問で、「書き上げた事ある」といった方も同様になります。

小説を書くつもりでゲームを作り出すとその違いを感じることになるかと思います。
例えば、いわゆるビジュアルのあるゲームと小説では地文の書き方からして普段の自分の文体からは変わってきます。

なのでまずは、ゲーム作成とはこういうものなんだと知るところから始めましょう。

壮大過ぎない程度の中で選択肢とか入れてみたりいろいろ試してみるのは良い事です。
いろいろとギミックは試してみつつ完成をまずはめざしましょう!

反論2適度に素材を活かしましょう。

全てをオリジナルで賄おうというのは非常に大変な事になります。

いまの時代、ネット上にはフリーの素材もかなりありますので、
利用上の注意はきちんと守って、ある程度は使えるものは使わせてもらいましょう。

少しネタ的に書いていますが、背景もきちんと考えて用意することをお勧めします。
主人公の部屋に本来あったらおかしいものが紛れていないかなどですね。

小説の地の文と違うのは文章で説明せずに画像である程度の説明がつくというのが、
ノベルゲームの大きい所です。季節感やシーンの時間なども意識して設定していきましょう。

あと、いうまでもなくですが著作権を侵害するものに関しては絶対NGになります。
全てが台無しになりますので気を付けましょう。

反論3チームを組むなら双方責任を取れる形で

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方法3で書いた内容はすこし極端でしたが、気楽に友達に頼むというのはやめましょう。
イラストを描くのも労力は大きいです。

キャラクター1人につき数時間と見積もりまして、
その一人についても顔差分とかも欲しいとなり更に時間が膨らみます。

また、オリジナルキャラクターとなると、
造形のイメージなどもきちんと伝えないと描き直しという事になりかねません。

更にでいうと、イメージが違ったとしてあなたは描き直しを相手にお願いできますか?
気楽に友達に頼むとイメージと違った絵が仕上がった場合もそれをいい出せず、
利用しなければならなくなり、結果モチベーションの低下となる可能性があります。

また、逆に描き直しを指示できるといった場合も相手の立場によっては協力してやっているのになんだっとなります。
絵師さんは自分の好きな絵を好きな時に描くのに苦という感情が湧くことがありませんが、
他人の要望の絵を描くことはある種の仕事になります。

なので気楽に友達に頼むといった事は不和の元になりますのでお勧めできません。

とはいえ、ある程度は2で語った素材を利用するとしても、
いざ本腰をいれた作品を作ろうという場合はメインキャラはオリジナルにしたいのも心情でしょう。

一度自分で試してその苦労をまず味わってみましょう。
そしてその苦労を知ったうえで、
自分一人でやれない部分がある場合は、きちんとゲームを作るのを目的とした仲間を集めて、良い作品を作るのに協力してものが言いあえる関係のチームを作りましょう。

それはある意味ゲーム作成よりも難しい事かもしれませんが、
チームが上手くかみ合えばそれこそ神ゲーと呼ばれるものが誕生することになるでしょう。

名作を期待しています!

というわけで長くなりましたが、
多少なりともここまで読んで得るものがあったなら幸いでしょうか。
賛否はあるかもしれませんね。

一気に書いたのでまた読み直して追記や修正するかもです。

あと一応誤解のないように言っておきますが、
壮大なゲームを作るなという話ではありません。
やるのだったらきちんと体制を整えてから挑んで頂けたらということです。

皆さんの名作がプレイできる日を楽しみにしています。
そして一番大切な事を言い忘れていました。

楽しんでゲームを作ってください!

それでは今日はこの辺で失礼いたします。

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